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その身体の不調、もしかしてハイヒールのせいかも?〜それでもハイヒールを履きたい場合の対策も!

こんにちは。ボディメイクスタジオUNDEUX SUPERBODYの押谷と申します。

突然ですが、ハイヒールでの通勤や普段ハイヒールを履いている皆様に質問です。

酷いむくみや腰痛、疲労感、脚の疲れ痛みなどの体の不調に悩まされていませんか?

私は、ハイヒールを履くと酷いむくみ、膝下O脚、腰痛に悩まされていました。

ハイヒールは乗り物としてとても難しい靴と言われており、間違った履き方をしてしまうと脚の歪みにも繋がります。

今こそ脚に優しい靴に履き替えて、衰えた筋肉を動かしながら不調を治し、浮腫んだ足からスッキリした健康的な脚を手に入れるのはいかがでしょうか?

私自身も以前まで外出時は必ずハイヒールを履き、足の痛みがあっても「お洒落には我慢はつきもの」だと思い耐えていました。

「足が綺麗に見える」「背が高く見える」「ファッションが楽しめる」という多くのメリットがあり、ハイヒールを愛用してきました。

しかし、米国整形外科学会は「ハイヒールを長期間履いていると、むしろ健康被害があらわれる」と発表しています。

(※引用元:http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/

上記でもお伝えした通り、ハイヒールは乗り物として難しい靴なので、普段悩んでいる酷いむくみや腰痛、疲労感、脚の疲れ痛みは、実は日常のハイヒールが関係しているかもしれません。

ハイヒールを履くことによって起こりうる不調7選

ハイヒールを履くことによって体にどんな影響があるのかを細かくまとめてみました。

普段ハイヒールを履くことが多い方は一度自分に当てはめて考えてみてくださいね!

1.その前ももの張り、ハイヒールのせいかも

7㎝程度のヒールを履くと体重の90%が前足部にかかるようになると言われており、身体の重心は前重心になります。

前重心のままでは人は歩きづらいので上手くバランスを取ろうとして、後ろに体重をかけようとして膝の裏を伸ばし切って(膝の過伸展)バランスを取り歩行している人をよく街で見かけます。

膝の裏を伸ばすことで前ももとふくらはぎに力が入り、前ももとふくらはぎが常に緊張状態になりどんどん疲れていき筋肉も張ります。

このような立ち方で何時間も歩行したりすると前ももとふくらはぎの筋肉を使って立っている状態が続くので、前ももとふくらはぎは張り後ももと内ももは筋力低下してたるみます。

さらには膝上も使われず膝上に脂肪が溜まってしまいます。

2.脚の形が歪んでいるのはハイヒールのせいかも

膝を伸ばし切るのはもう一つ大きなデメリットがあります。

膝をピンっと伸ばし切ることで、膝は体の外側へ引っ張られる性質があるためO脚にもなりやすくなります。

O脚や膝下O脚(XO脚)で悩む人の多くは立つ時に膝を伸ばし切る癖がある方が多いと感じます。

靭帯が緩いタイプの方はどうしても力が外側に逃げやすい為、膝が伸び切りやすいので伸ばし切らないことを日常で意識することがとても大切です。

体を横から鏡で見て確認してみてください。

地面に対して斜めに立っている場合は膝を伸ばし切っている証拠です!

3.外反母趾で脚が痛いのはハイヒールのせいかも

つま先が尖った靴、ハイヒールを履き続けると親指が小指の方に曲がっていく「外反母趾」が起こりやすいです。

特に足のサイズが合っていない場合は靴の中で足が滑ってつま先や親ゆびの内側が靴に圧迫されているまま歩行してしまいます。

外反母趾は、初期の段階ではすぐに足が変形するのではなく親指の付け根が赤くなったり、痛むといった症状が出ます。

初期の段階であればストレッチや足をほぐしたり、靴を変えることで症状は収まりますが、これが進むと痛みが発生したり変形する可能性があります。

4.骨盤が歪み腰痛や猫背はハイヒールのせいかも

身体の土台となる脚の裏が不安定だと体の歪みに繋がります。

歪んだまま生活することが原因で骨盤も歪んでしまったり、前傾(反り腰)になってしまったり、腰痛になる可能性も高まります。

日常でヒールを履く習慣があり、腰痛がある場合、ヒールが関係しているケースも少なくありません。

前重心で体重を支えることはとても難しくバランスが悪いため、身体はうまくバランスを取るために骨盤を前傾させると同時に、背中を丸めてバランスを取ろうとします。

背中が丸くなる癖がついて徐々に猫背になっていきます。

5.むくみ足、冷え性はハイヒールのせいかも

スニーカーなど安定した靴を履いて歩行する場合は、基本足首がしっかり動きます。

ハイヒールの場合は、足裏がぐらぐらした状態なので足首を大きく動かしづらいです。

足首を動かす動きはふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせてくれます。

ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれ、伸び縮みすることで下に溜まった血液を上へとポンプのように戻す働きをしてくれます。

ハイヒールの場合はポンプの働きが出来ないので血液やリンパ液が溜まり、むくみの原因に繋がってしまいます。

夕方だけのむくみであればまだいいのですが、徐々に悪化していくと足首のくびれがなくなり大根足化してしまいます。

むくみと同様にポンプ作用が上手く働かないと脚の血流だけでなく全身の血流が悪くなり、末端冷え性に止まらず、全身の冷えと繋がっていきます。

6.その肩こり、頭痛はハイヒールのせいかも

ハイヒールの姿勢を保つ為に背中にも力が入る場合があります。

ハイヒールを履くと肩が凝ったという経験がある方は少なくないのではないでしょうか?

腰から肩、後頭部にかけて筋肉が固まり、こりの原因になります。

その上にデスクワークなどで肩周りの筋肉を動かさないでいると、筋肉のコリによる筋緊張性頭痛まで引き起こしてしまいます。

7.外出を思いっきり楽しめないのはハイヒールのせいかも

これは私の経験談なのですが、外出時に履きたいハイヒールを履ける嬉しさと同時に脚の痛み疲れが徐々に押し寄せて、夕方にはそればかりが気になってしまいせっかくの外出が思いっきり楽しめないという悲しい思いを何度も経験しました。

靴擦れにイライラする時間も嫌で、自分の身体を大切にしようと思いハイヒールを履くことをやめました。

ハイヒールをやめてスニーカーや安定性のある靴に変えてから靴擦れや体の不調もなく、一日を思いっきりハッピーに過ごせるようになりました!

これまでハイヒールを履くことによって起こりうる不調についてお話ししていきました。

次に普段ハイヒールを履く機会がある方にも少しでも負担がないように気をつけて頂きたいポイントをまとめてみました。

脚の負担を軽減する方法3選

1.ハイヒールを履き分けて脚の負担を軽減

通勤にはヒールのないフラットな靴を履いて、必要な時に履くというハイヒールを履き分けてみるのはいかがでしょうか?

休日では場所や目的に応じてファッションを楽しみながら変えていくのも楽しいですよね!

2.疲れた足裏をマッサージ

先細のハイヒールは、つま先の血行が悪くなり、むくみも増すので1日の終わりに足裏をマッサージしましょう。

どうして足裏?と思うかもしれませんが、足の裏には体に重要な「ツボ」が集まっており足裏をマッサージしコンディションを整えることは全身の健康にも繋がります。

人間の全体重がかかる足裏の筋肉は知らず知らずのうちに疲労し固くなってしまうことがあります。

すると足指がうまく使えずに踏ん張りにくくなったりしてしまいます。

ハイヒールはスニーカーよりも負担が大きくなるので足裏のマッサージは必須です!

靴を脱いだらすぐ足指の間を広げながらマッサージをして足指を動かすようにしましょう。

ふくらはぎなども張っているケースが多いと思いますので、お気に入りのボディクリームをつけてケアしていきましょう!

3.インソールを入れてみる

インソールは様々な形の商品が沢山あるので、自分の脚に合ったインソールを入れることで脚の負担を軽減してくれます。

靴擦れ防止インソールや踵の痛みを軽減してくれるもの、クッション性があるものなど機能性が高いものも沢山あるので身体を守る為にも活用していきましょう!

インソールを活用することで、脚の裏のアーチを作る手助けをしてくれるものや歩き方の癖なども治すことが出来ます。

ハイヒールの選び方

最後は、ハイヒールの選び方についてご紹介させて頂きます。

足が変形したり、体の不調が起こらない為には「足に合ったハイヒールを履くのが第一」です。

ヒールのある靴はぴたりと合う1足を選ぶためには足裏の長さだけでなく、幅、甲の厚み、アーチ、左右差など自分の足を知ることが重要になってきます。

靴選びのポイントは4つあります!

1.つま先に圧迫感がない
2.足の甲が靴に食い込んだり、浮いたりしない
3.踵が余っていない
4.足を入れる履き口が足の形に沿っている

をチェックしてみましょう!

少しでも脚の負担は軽減出来ます!

ヒールの高さは3cm以下だと負担が低くなるのでお勧めです。

靴を選ぶときは、シューフィッター(足に合う靴を選ぶ専門家)のいる店で自分に合った靴を選ぶと安心です。

買って履いたらすぐに脚が痛くなってしまったということがないように試着する時は、遠慮せずに「店内を歩きまわる」ことを心掛けてみましょう。

これまでハイヒールについての記事を読んで頂き有難うございました。

私自身、今はハイヒールは特別な時だけのもので、普段は脚に優しい靴を選ぶようにしています。

脚に優しい靴を履くようになってから脚の歪みなどが治り、外出もより楽しめるようになりました。

ハイヒールを履いていて同じ悩みを持っている方のお役に立てられたらなと思います。

私はヒール以外の靴を履くことに抵抗を持っていましたが、今は脚に優しい靴を選べるようになったので、皆様も是非一度挑戦してみて欲しいです!


「UNDEUX SUPERBODY(アンドゥスーパーボディ)は、美容とダイエット専門の女性専用のパーソナルトレーニングジムを運営しています。

執筆者: 押谷瑞穂

資格:

押谷瑞穂・・・UNDEUXパーソナルトレーナー・NSCA

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